みんなはどんな金融商品を保有しているのか?
年代別、年収別で貯蓄額を見てきましたが、次は、どんな金融商品でお金を保有しているのか見ていきたいと思います。
今回も2018年5月18日に総務省が公表した家計調査報告を基に記載させて頂きます。
1、20代が保有している金融商品
貯金 : 74.4%
保険 : 19%
債券 : 0%
株 : 3.7%
投資信託 : 0%
財形 : 1.5%
ほとんどが貯金です。
私も20代の頃はひたすら貯金をしていました。
2、30代が保有している金融商品
貯金 : 55.7%
保険 : 28.2%
債券 : 1%
株 : 4.9%
投資信託 : 4.9%
財形 : 2.8%
半分以上が貯金です。
ただ、20代に比べると貯金金額が減った分、保険の割合が多くなっています。
結婚して子どもが生まれ、一家の大黒柱として保険に加入している方が多いのでしょう。
私は30代から投資を始めましたが、投資をやっている方はほとんどいないようです。
3、40代が保有している金融商品
貯金 : 51.4%
保険 : 30.3%
債券 : 2%
株 : 6.3%
投資信託 : 3.4%
財形 : 5.3%
40代も30代もほぼ変わらない内容になっています。
子どもが大きくなるにつれて、子どもへの教育資金を意識し始めて、貯金に励み、何かあったときのための保険にお金を使っていることが分かります。
投資をやっている方の割合は、20代から40代までは超低空飛行ですね。
次は、年収別に保有している金融商品を見ていきます。
4、年収300万円未満が保有している金融商品
貯金 : 65.4%
保険 : 18.6%
投資 : 14.3%
※投資は債券、株、投資信託のことです
5、年収300~500万円未満が保有している金融商品
貯金 : 58.0%
保険 : 25.4%
投資 : 14.9%
6、年収500~750万円未満が保有している金融商品
貯金 : 54.9%
保険 : 28.4%
投資 : 15.5%
7、年収750~1,000万円未満が保有している金融商品
貯金 : 50.0%
保険 : 29.5%
投資 : 19.9%
8、年代別の金融商品を保有する目的
20代の保有目的
第一位 病気や災害時用
第一位 子どもの教育資金
第三位 住宅購入費用
30代の保有目的
第一位 子どもの教育資金
第二位 病気や災害時用
第三位 老後資金
40代の保有目的
第一位 子どもの教育資金
第二位 病気や災害時用
第三位 老後資金
やはり、30代40代となると、子どもへの教育資金を第一に考えられています。
最後に、配偶者の就業有無について見ていきたいと思います。
9、年代別の配偶者の就業有無
共働きは、フルタイム/パート/自営を含んだ数値になっています。
20代
夫婦共働き 67.1%
専業主婦 24.4%
30代
夫婦共働き 68.5%
専業主婦 28.9%
40代
夫婦共働き 73.6%
専業主婦 23.0%
全世帯
夫婦共働き 53.5%
専業主婦 39.60%
夫婦共働き世帯が年代が上がるごとに増えています。
子どもが大きくなることによって子どもに手が掛からなくなり、また、将来の子どもの教育費のために夫婦共働き世代が増えていると思われます。
専業主婦が希少価値になっているだけに、今の若い人から専業主婦に憧れる人が多いとのことです。
10、まとめ
我が家は投資をしているため、どれだけの割り合いで投資をしている方がいるのか興味津々でしたが、想像以上に少ないことにびっくりしました。
今回のデータは、2017年のデータであり、総務省が公表しているため信頼性はあります。
2017年は株価上昇と共に投資家が増えていると思っていましたし、確実に株主優待目的でやられている方が増えていると思っていただけに予想外の結果でした。
いかがだったでしょうか。
思うことはいろいろあると思いますが、これを機に前向きに行動をして頂ければなと思います。
ここまでありがとうございます。
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