100円均一のピンホールメガネは効果有り？ピンホールメガネよりもお子さんの視力回復が望めるトレーニング方法

100円均一のセリアやダイソーにピンホールメガネが売っています。

『ピンホールメガネで視力回復！』と言われていますが、本当にピンホールメガネで視力が回復するのだろうか？

実体験を基に検証してみたいと思います。

 

 

1、正常な視力と近視の違い

 

裸眼の状態で近くは見えるが、遠くはぼやけてしまうことを近視といいます。

通常、遠くを見る時は毛様体筋が休んでおり、下の絵のように光の焦点が網膜にピントが合います↓

 

逆に、光の屈折の焦点が網膜より手前になってしまうことによって近くは見えるが遠くが見えない状態を近視と言います↓

 

2、近視になる原因

 

簡単に言いますと、近くを見続けることによって、近くを見るための構造に目が変化してしまうことと言われています。

目の水晶体が厚くなり、厚くなることによって光の屈折率を変化させてしまい、本来なら光の屈折を目の奥にある網膜と言われるところに映し出すところを手前で映し出してしまいます。

水晶体は毛様体筋の働きによって厚くしますが、近くを見続けることによって毛様体筋が近くを見続けることを維持し、常に水晶体を厚くしてしまいます。

そして、この状態が長く続けてしまうと遠くを見ても元に戻ることができなくなります。

ピントを遠くに合わせることが出来なくなってしまい、近視と言われる状態になってしまいます。

 

 

3、ピンホールメガネとは？

 

目は、水晶体という凸レンズを目の毛様体筋という筋肉が調整して目から入ってきた光の束を屈折します。

そして、目の奥にあるフイルムの役割を果たす網膜に映し出すことによって「見えた」ということになります。

ですが、毛様体筋の硬直や衰えによって光の焦点が網膜の手前だったり、後方にズレることによって屈折の異常になります。

網膜の手前でピントが合ってしまう屈折を近視となります↓

 

ところが、ピンホールメガネをかけることによって、近視だった視力が回復したのではないかと思ってしまうほど視力が回復します。

理由は、メガネには小さな穴が無数にあり、それによって目に入ってくる光の量が制限され細い状態で入ってきます。

すると、毛様体筋の筋肉によって水晶体を調整する必要はなく、ピントが網膜にピッタリと合います。

下の絵のようにピントが合いやすくなります↓

 

4、ピンホールメガネは視力回復効果はあるか？

 

ピンホールメガネを使用することによって遠く見ることができるため視力が回復したように感じます（毛様体筋の筋肉によって水晶体を調整する必要が少なくなるため）。

ですが、ピンホールメガネは残念ながら医学的に証明されたものではありません。

専門家も「視力は回復しない」という見解です。

もちろん、近視及び遠視や老眼も同じです。

但し、毛様体筋を使うことがなくなるため「疲れ目の解消や眼精疲労の予防」程度にはなるのではないでしょうか。

また、一部では、毛様体筋（筋肉）を使わないことによって筋肉が弱くなって（退化）、視力が悪化してしまうという情報もあります。

※短距離が速い陸上選手が数カ月トレーニングをしないことによって（筋肉を使わないことによって）、遅くなってしまうイメージです。

 

いろいろな情報はありますが、一つ言えることとして、ピンホールメガネによる視力回復はないと思っています。

 

5、ピンホールメガネによる視力回復はないと言いきれる我が家の見解

 

我が家には小学5年生と小学2年生の子どもがいます。

2018年4月の学校での視力検査では2人とも「A」判定をもらっています。

そして、小学2年生の子どもは2018年11月に右目0.2、左目0.3まで視力が下がり近視になってしまいました。

ですが、2人とも2年前からテレビを観る時は30分間ピンホールメガネを使っています。

ピンホールメガネを使う理由は「ピンホールメガネは視力の低下を予防してくれる」と思っていて「子どもの視力を悪くさせない」ためです。

ピンホールメガネを使い始めた2年間のテレビとゲームの利用状況は以下の通りです。

 

【平日】

 

・ゲーム（WiiU）を42型のテレビで毎日40分

ゲーム後に5分間休憩

・休憩後にテレビを連続1時間（そのうちの30分はピンホールメガネ使用）

 

【土日】

 

・ゲーム（WiiU）を42型のテレビで午前、午後、夜で40分×3回＝2時間

・テレビは午後と夜で1時間×2回＝合計2時間（それぞれで30分はピンホールメガネを使用）

 

【補足】

 

2年間のうち、1年間は1日に（毎日）40分間DSをやっていた時期がありました。

DSをやった日はテレビゲーム（WiiU)は無しにしていました。

 

ですが、ピンホールメガネを毎日使っていましたが、結局、視力を悪化させてしまいました。

もし、本当にピンホールメガネで視力が回復できるのであれば、視力の悪化が進行したとしてもピンホールメガネで回復できたと思います。

 

視力の悪化を2018年11月に判明したのですが、近視の状況からそれよりも前から悪化していたものだと思われます。

視力が良かったときは、上記のようなテレビとテレビゲームの利用状況でも視力の悪化はありませんでした。

2年前にピンホールメガネを使用し始めましたが、それよりも前はピンホールメガネを使用せずに上記のようにテレビとテレビゲームをやっていました。

今思えば、一つだけ下の子どもの視力を悪化させた原因があるとすれば、2018年の夏頃から日が暮れた暗い外でトランプやウノを毎日やっていたことです。

おそらく、それが大きな原因だと思っています。

 

暗闇でトランプゲームをやる前まではピンホールメガネを使っていても、使っていなくても視力の低下はありませんでした。

ですが、下の子のみ、暗闇でトランプゲームをやったことによって視力が低下してしまいました。

上の子（小学5年生）は、暗闇でトランプゲームはやっておらず、ゲームやテレビの利用時間とピンホールメガネの使用時間は下の子と同じでした。

上の子は今でも視力は2.0あります。

 

 

以上のことから、ピンホールメガネで遠くを見ることは可能ですが、視力回復は出来ないと判断しています。

 

6、ピンホールメガネの機能

 

視力回復は見込めないと判断していますが、ピンホールメガネにはいろいろな機能が有り、ピンホールメガネ全てを否定するつもりはありません。

 

①メガネ無しで遠くが見れる

 

視力が悪くなってしまうと、遠くを見ようと目を細めてしまいます。

目を細めると更に視力の悪化が進行してしまいます。

その時に役立つのがピンホールメガネです。

 

②疲れ目解消

 

テレビやゲームや読書をする場合（近くを見ようとすると）、毛様体筋が働き、近くを見ようとするため目から入ってきた光が網膜の手前で屈折になり、近くが見えるようになります。

その状態が続くという事は、毛様体筋が働き続けるということになりますので疲れ目の原因にもなります。

ですが、ピンホールメガネを使うことによって、毛様体筋を使うことがなくなるため「疲れ目の解消や眼精疲労の予防」にはなります。

 

③ドライアイ対策

 

ピンホールメガネを使用することによって目全体が覆われるため涙の蒸発が抑えられます。

よって、ドライアイや疲れ目予防に役立つと考えられます。

 

④災害時の緊急用メガネ

 

防災袋等に入れておき、災害時に仮のメガネとして使用することができます。

 

7、まとめ

 

ピンホールメガネをかけるだけでは子どもの視力を回復させることはできません。

ピンホールメガネのパッケージ裏面に「メガネをかけて1日3分間目を動かしてください」と記載されています。

目を上、下、右、左に動かすようにとのことです。

結局のところ、眼球運動をしなさいってことです。

眼球運動することによって目の筋肉（外眼筋）を鍛えることができるためです。

ですが、眼球運動だけでは視力の回復はできません。

眼球運動だけであればピンホールメガネを買わなくも済みます…。

 

8、お子さんの視力を回復させたい親御さんへ

 

2018年11月に右目0.2、左目0.3であることが判明し、いろいろな視力回復トレーニングを実施してきた上でお勧めなトレーニング教材があります。

「アイトレーニング出口式」です。

2019年2月中旬から2019年3月22日までの約1カ月のトレーニングによって右目0.2、左目0.3だった視力が2019年3月22日で右目0.5、左目0.7、両目0.9まで視力アップしました。

現在もトレーニング実施中です。

正直、購入前は「本当に効果があるのだろうか？」「トレーニング用の紙等だけで2万円近い商品は高過ぎる」という怪しい気持ちはありました。

ですが、メガネがない不自由さは我々親が痛感しており（夫婦メガネ）、体育のときのメガネをはめることによる危険性や海やプールでの不自由さは十分に分かっています。

また、0.1以下の重度の近視だと、網膜剥離や緑内障、失明のリスクもあります。

そのため、藁にも縋る思いで購入致しました。

180日間返金保証もあることから購入の後押しをしてくれます。

 

 

眼科医では視力が悪くなった子どもに対してメガネやコンタクト、レーシックを勧めてきます。

もしくは、「授業中に黒板が見にくくなったらまた来てください」と言い、結局、メガネ等を勧めてきます。

わが子も「黒板が見にくくなったり、学校でｃ判定になったら来てください」と言われました。

「視力回復トレーニングや回復させるための機械で視力の回復はできないでしょうか？」と問い合わせをしたところ「何をやっても悪くなった視力は回復できない」と断言されました。

実は、視力測定やメガネ処方は眼科診療の対象のため、眼科に診療報酬として収入を得ることができます。

ですが、視力回復トレーニングは対象外なので眼科医に1円も入ってきません。

そのため、患者に「近視は治らない」と思い込ませてメガネやコンタクトを勧めてきます。

 

アイトレーニング出口式は1日10分のトレーニングによって子どもの視力を回復させることができます。

しかも、自宅で可能です。

わが子も視力回復を実感できています。

 

出口式アイトレーニング「楽々！視力アップ・マニュアル」が気になる方はこちらからどうぞ↓