結婚相手に求める年収、晩婚化が進む現在について
最近、晩婚化が進み、結婚をしない生き方を望む人が増えているようです。
新聞などをみると「女性の社会的地位上昇」「非正規雇用者の増加」「低所得者の増加」などが挙げられています。
特に収入面の影響が多いと言われているため、実際、結婚相手に求める最低年収はどれくらいが理想なのでしょうか?
1、女性が結婚相手に求める年収
1位 : 500万円以上(21.9%)
2位 : 600万円以上(17.8%)
3位 : 400万円以上(12.6%)
更に、女性の年収が上がるにつれて、結婚相手に求める年収も上がる傾向にあります。
また、「結婚相手(男性)に求める収入についての考え」では
18~28歳女性では、51.5%が「平均的な収入は欲しい」と回答。
29~35歳女性では、48.3%が「平均的な収入は欲しい」と回答。
36歳以上の女性では、44.0%が「平均的な収入は欲しい」と回答。
年齢層が高くなるにつれて割合が低くなる結果になっています。
一方、「高ければ高い方がいい」と回答した割合は47.7%で「36歳以上」の層が最も多くなっていました。
2、年収別の男性割合
国税庁の「民間給与実態統計調査」結果を見ると、年収別の全労働者男性の割合がどれくらいいるのかが分かります。
100万円以下 : 3.18%
100万~199万円 : 7.25%
200万~299万円 : 12.74%
300万~399万円 : 18.25%
400万~499万円 : 17.5%
500万~599万円 : 12.81%
600万~699万円 : 8.5%
700万~799万円 : 6.11%
800万~899万円 : 4.19%
900万円以上 : 9.47%
となります。
300万~400万円代が一番多いことが分かります。
年収1,000万円以上の割合は約4%です。
この統計の母数は4,800万人のため、約4,800万人×4%=約200万人。
また、こちらの統計に含まれていない自営業者も含まると更に増える見込みです。
4%ですと25人に1人で、学校のクラスの1人か2人は年収1,000万円以上のご家庭だということが分かります。
3、年齢別の平均年収(男性)
以下の内容も国税庁の「民間給与実態統計調査」を参考にしています。
20~24歳 : 275万円
25~29歳 : 383万円
30~34歳 : 457万円
35~39歳 : 512万円
40~44歳 : 633万円
4、男性が結婚相手(女性)に求める年収
「基本は気にしないが、ゼロは困る」が30%
「まったく気にしない」が25%
「自分と同じくらい」が約20%となりました。
半数以上の男性が共働きを望んでいるということが分かります。
5、なぜ晩婚化が進むのか?
続いては、なぜ晩婚化が進むのか?
理由の一つに、「望んで結婚をしない」と聞きます。
「望んで結婚をしない」と回答される女性に対して男性目線で考えてみたいと思います。
結婚をしない理由として、以下のことが挙げられます。
・自分の時間(プライベート時間)を大事にしたい
・得たお金は自分だけのために使いたい
・仕事一筋
・良い人に巡り合わない
総務省統計局が公表している就業構造基本調査結果を参考に年齢別の未婚率を見てみます。
以下は全て未婚率です。
20~24歳 男性91% 女性88%
25~29歳 男性70% 女性58%
30~34歳 男性47% 女性34%
35~39歳 男性35% 女性24%
40~44歳 男性30% 女性20%
45~49歳 男性26% 女性16%
続いて、世代別、年収別でみた未婚率をみてみます。
まずは20代から見ていきます。
※以下は全て未婚率です。
年収300万円以下 男性91% 女性75%
300~400万円 男性75% 女性85%
400~500万円 男性65% 女性77%
500~600万円 男性60% 女性66%
600万円以上 男性70% 女性65%
続いて30代の年収別未婚率を見てみます。
※以下は全て未婚率です。
年収300万円以下 男性90% 女性65%
300~400万円 男性75% 女性85%
400~500万円 男性70% 女性80%
500~600万円 男性65% 女性76%
600万円以上 男性61% 女性83%
以上の統計結果より、年収が未婚率に深く関わっていることが分かります。
若くして結婚している男性は高収入で、女性の場合、半数は30歳までに結婚しています。
30代で年収300万円以上の未婚男性を探そうと思っても、30代男性の4人に1人が300万円以下だという統計結果がでています。
「4人に3人が300万円以上だったら簡単じゃん」
と思われるかもしれません。
ですが、年収400万円以上だったり、500万円以上となると更に狭き門となってしまいます。
理由は、日本の給与所得者の平均年収は461万円のためです。
また、男性は35歳までに半数近くが結婚しています。
100人中50人は結婚していて、残りの50人のうち約12人が年収300万円以下となります。
残り38人が300万円以上となりますが、300万円代の年収では生活は厳しいのが現状です。
以上の統計結果より、「望んで結婚をしない」という選択を選びつつ、将来結婚を考えたとしても平均年収以下の男性しか残っていないというデータになっています。
また、「望んで結婚をしない」本人も平均年収以下の傾向もあります。
男性の収入が気になる場合、男性は30歳を超えると一気に既婚率が上昇するため、女性の場合、30歳までに良い男性を見つける必要があります。
以上が結婚相手に求める年収と現在の晩婚化について記事にしてみました。
あくまでも、総務省/国税庁が公表しているデータを基に記事にしていますことをご理解願います。
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