30歳~34歳までの平均年収と35歳~39歳までの平均年収
- 2018.11.07
- 投資
お金に関することはあまり口には出さない国民性だけに、周りがどれくらいの収入があるのか知りたくても聞けない状況にあります。
それだけに、自分の収入が周りと比べてどうなのか知りたいところだと思います。
そこで、30歳~34歳と35歳~39歳を限定に国税庁などの資料を基にそれぞれの収入について見ていきたいと思います。
まずは、30歳~34歳の平均年収です。
1、30~34歳の平均年収
国税庁が公表している民間給与実態統計調査から平均年収が403万円とのことです。
男性が457万円で女性が315万円です。
職種別に上位4位の平均年収を見てみます。
第1位 : 保険、金融業 614.6万円
第2位 : 学術研究門・技術 516.6万円
第3位 : 情報通信/教育学習支援業 515.7万円
第4位 : 建設業 494.1万円
2、30~34歳の大企業・中企業・小企業の平均年収
厚生労働省賃金統計調査が公表している資料を基に見てます。
大企業の30~34歳の年収は504万円。
中企業の30~34歳の年収は438万円。
小企業の30~34歳の年収は405万円。
全産業とも400万円を超えていますが、小企業と大企業では100万円以上の差が付いていることが分かります。
会社の在籍が7~8年以上になってくるため、主任やチームリーダーに抜擢される年齢でもあります。
仕事量や責任も30歳過ぎからピークに達するようになり、職場の中核的な存在になってきます。
評価の分かれ道にもなってきます。
3、30~34歳の業種別にみた貯蓄/支出傾向
30代前半は会社関係の交際費が増える傾向にあります。
ですが、建設業や製造業は残業が多く貯蓄額多い傾向にあります。
医療関係は、若い時の就学や研修の負債を抱えているため、貯蓄額は少ない傾向にあります。
宿泊・総合サービス関係は、労働条件と待遇を巡って転職、離職率が高いです。
金融・保険業では、実務成績が最もシビアに評価されるため、精神的に厳しく、ストレス発散として娯楽や旅行が増えている傾向にあります。
また、34歳前後は離婚率も高く、婚姻をめぐるトラブルも多いです。
また、中小企業と大手企業の年収格差は100万円以上と開いており、貯蓄額でも更に大きな格差が生じていると思われます。
4、30~34歳既婚年収400万円の生活スタイル
結婚、出産を経験する若い家族世帯となります。
年収400万円の場合、手取り額が約290~330万円で月々の給料は25万円前後です。
年収400万円の家賃相場は25%~30%以内が理想で、6.25万円~7.5万円と言われています。
バブルが弾けるまでの家賃相場は給与の30%が適正と言われていましたが、リーマンショック移行はサラリーマンの平均年収が下がり続けています。
独身で年収400万円でしたらある程度は好きなようにできますが、結婚して子どもがいるとなると子どもの教育費等で贅沢はかなり厳しいと思われます。
そのため、結婚後は夫婦共働きで夫婦で年収500万円を目指さないと生活が厳しい状態ではあります。
生活自体は、共働き+子どもによって食費が多くなる傾向にあります。
参考までにですが、30代前半で非正規雇用の場合、年収は350万円前後に固定され、50代まで収入の上昇は困難と言われています。
夫婦共働きで世帯年収500万円まで上げることができれば生活に少しのゆとりが持てるようになります。
5、35歳~39歳の平均年収
国税庁が公表している民間給与実態統計調査から平均年収が433万円とのことです。
男性は512間年で女性は300万円です。
職種別に上位4位の平均年収を見てみます。
第1位 : 保険、金融業 771.2万円
第2位 : 情報通信業 609.3万円
第3位 : 学術研究門・技術 595.4万円
第4位 : 建設業 551.5万円
6、35~39歳の大企業・中企業・小企業の平均年収
厚生労働省賃金統計調査が公表している資料を基に見てます。
大企業の35~39歳の年収は513.5万円。
中企業の35~39歳の年収は449.6万円。
小企業の35~39歳の年収は414.0万円。
全産業とも400万円を超えていますが、小企業と大企業では110万円以上の差が付いており、30代前半より格差が広くなっていることが分かります。
7、35~39歳の仕事上の役割
入社して10年以上経つため、中堅と言われる世代になります。
業務に関する知識やノウハウも付いてくるため、仕事をする上で効率も上がり、自分自身の能力を活かし、やりがいを感じる人もいると思います。
以上が30歳~39歳までの平均収入となります。
参考にならない部分もあるかもしれませんが、平均という意味で自分の収入が周りに比べてどれくらいの位置にいるかは分かると思います。
ここまでありがとうございます。
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