40代の年収別の平均貯蓄額を見てみる
40代の2人以上の世帯調査を実施した総務省公表のデータを基に平均貯蓄額を見てみます。
私は41歳ですので、参考にしていきたいと思います。
2018年5月に総務省統計局からの家計調査から公表された2人以上の世帯の平均貯蓄額は「平均値が1,812万円で中央値が1,074万円」でした。
※平均値は全体の平均ですが、中央値は貯蓄額が少ない順に並べたときの真ん中の数値が中央値となります
平均だと、裕福層によって金額を吊り上げられてしまうため、中央値の数値を参考にされると良いと思います。
それでは、40代の年収別の貯蓄額の平均と中央値を見ていきます
1、40代の年収別の貯蓄額
年収300万円未満 平均161万円 中央値 0円
年収300~500万円未満 平均353万円 中央値 101万円
年収500~750万円未満 平均680万円 中央値 410万円
年収750万円~1,000万円 平均1,197万円 中央値 1,015万円
年収1,000万円~1,200万円 平均1,698万円 中央値 1,100万円
30代と比べてみると、全体的に多くの貯蓄をしていることが分かります。
2、40代の年収別の貯蓄0円の割合
年収300万円未満 貯蓄なし 60%
年収300~500万円未満 貯蓄なし 38%
年収500~750万円未満 貯蓄なし 27.5%
年収750万円~1,000万円 貯蓄なし 18.7%
年収1,000万円~1,200万円 貯蓄なし 10.3%
収入が少ない人ほど厳しい状況が浮かんできます。
30代に比べて40代の低収入の場合、貯蓄0円の割合が多くなっています。
特に気になるところは、500~750万円の年収の30代と40代では40代の方が貯蓄0円の割合が多くなっています。
年収が高くなるにつれて貯蓄がしやすくなる傾向にありますが、世間一般に比べて高収入がために出費が多くなる(見栄など?)かもしれません。
それだけに、気を付けなければいけない年収500万円~750万円層なのかもしれません。
3、40代で1,000~1,500万円を貯蓄している年収別の割合
年収300万円未満 3.1%
年収300~500万円未満 3.9%
年収500~750万円未満 13.1%
年収750万円~1,000万円 17.6%
年収1,000万円~1,200万円 10.3%
30代と比べると、どの年収層でも貯蓄ができている傾向にあります。
夢の1,000万円貯蓄ではありますが、やはり比率としては多くありません。
4、40代で1,500~2,000万円を貯蓄している年収別の割合
年収300万円未満 0%
年収300~500万円未満 1.7%
年収500~750万円未満 3.5%
年収750万円~1,000万円 13.2%
年収1,000万円~1,200万円 6.9%
1,500円~2,000万円となるとガタッと貯蓄できる人は少なくなってしまいます。
40代となると、家族構成などにもよりますが、子どもの高校受験や大学受験費用、住宅ローン、親の介護などでお金が掛かり始める年代だと思います。
5、40代で2,000~3,000万円を貯蓄している年収別の割合
年収300万円未満 1.6%
年収300~500万円未満 1.1%
年収500~750万円未満 5.7%
年収750万円~1,000万円 11.0%
年収1,000万円~1,200万円 10.3%
30代では2,000万円以上貯蓄をもっている方はほとんどいませんが、40代になると少ないながらも増えてきます。
40代となると仕事を始めて20年近くになるため、人によっては出世をして収入が増えてきているのが読み取れます。
ただ、年収500万未満の層でも僅かではありますが2,000万円以上の貯蓄を持っていますので、貯蓄のやり方によっては不可能ではないことが分かります。
6、40代で3,000万円以上を貯蓄している年収別の割合
データでは、3,000万円以上という記載ですので、中には5,000万円、7,000万円、1憶以上を貯蓄してる人も含まれると思います。
参考までにご覧下さい。
年収300万円未満 0%
年収300~500万円未満 1.1%
年収500~750万円未満 1.7%
年収750万円~1,000万円 7.7%
年収1,000万円~1,200万円 17.2%
年収1,200万円以上 25.0%
年収が上がるにつれて貯蓄できる人は増えてきますが年収1,200万円貰える方は雲の上の存在のように思えます…。
7、40代の平均貯蓄額、負債金額
2人以上世帯の40代の平均貯蓄額は1,074円で負債高は1,055円です。
総務省が公表のデータでは中央値が記載されていません。
30代、40代共に貯蓄額、負債額は変わりはありませんでした。
8、まとめ
40代の貯蓄額の中央値は公表されていませんが、おそらく500万~600万円くらいだと思われます。
40代となると、子どもの教育費(特に大学資金)を考えなくてはいけないだけに、貯蓄額が500万円だと心もとないかもしれません。
更には、子どもの教育費の後は、自分達の老後の資金も準備しなければいけません。
40代でもまだ間に合うと思います。
ただ、今まで通りのやり方では貯蓄は殖えていきませんので、考え方を改めて貯蓄ができる体質を作っていく必要はあると思います。
・支出を減らす
・資産運用をする
・収入を増やす
この3つが重要だと思います。
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